この章では
Pro Tools | HD I/O
のフロントパネルとバックパネルの機能を説明します。Pro Tools | HD I/O :フロントパネル
電源スイッチと
LED
リングこのボタンは
HD I/O
をオンまたはオフに します。電源ボタンの周りのLED
リングは、緑色またはオレンジ色に点灯してシステム の状態を示します。
緑色のLEDリング本体に正しく電源が入り、
起動中のシステムへ接続されていることを 示します。
オレンジ色のLEDリング本体には電源が入って いますが、接続したコンピューターがシャッ
サンプルレート
これらの
LED
はHD I/O
の内部クロックの 現在のサンプルレート、44.1kHz
、48kHz
、88.2kHz
、96kHz
、176.4kHz
、または192kHz
を示します。サンプルレートは、新規セッ ションを作成するときにPro Tools
で設定で きます。セッションが開いていないときは、[ハ ー ド ウ ェ ア 設 定]ダ イ ア ロ グ ま た は
[プレイバック エンジン]ダイアログで設 定できます。
HD I/O:フロントパネル
ループ・マスター
LED
ループ・マスター
LED
は、どのProTools
オーディオ・インターフェースがマスター機 器かを示します。ループ・マスターLED
は、現在のループ・マスター機器でのみ点灯し、
他の機器では点灯しません(ループ・マス ターにできるのは
Avid HD
オーディオ・イン ターフェ ー ス1
つ だ け で す)。イ ン タ ー フェースを1
つだけ使用している場合は、常にループ・マスター
LED
が点灯します。HDX
ハードウェアでは、システムの最初 のカードのDigiLink Mini Port 1
に接続さ れた最初のオーディオ・インターフェースが ループ・マスターになります。HD Native
ハードウェアでは、HD Native
カードのDigiLink Mini Port 1
に接続され た最初のオーディオ・インターフェースが ループ・マスターになります。Pro Tools|HD
システムでは、「コア」となるPro Tools|HD
カードへ接続された最初のオー ディオ・インターフェースがループ・マスター になります。Pro Tools|HD
(PCIe
用)では、Accel Core
カードです。Pro Tools|HD
(PCI
用)では、
Accel Core
カードです。同期モード
LED
同期モード
LED
は、ProTools
で設定した現 在のクロック・ソースを示します。INT(Internal)セッションのサンプルレー トに従い、
HD I/O
の内部クロックによって サンプル・クロックが生成されることを示 します。DIG(Digital)外 部 の
A E S / E B U
、T D I F
、Optical
(ADAT
)、Optical
(ADAT S/MUX
)、または
S/PDIF
機器がシステム・クロックを提供することを示します。有効なクロック・
ソースが見つからない場合は、
HD I/O
は内 部クロックへ切り替わり、DIG LED
が点 滅し、Pro Tools
の画面にエラー・メッセー ジが表示されます。LOOP
HD I/O
が、Loop Sync
を使って別のAvid HD
オーディオ・インターフェースへ同期していることを示します。
EXT(External)シ ス テ ム の 同 期 の た め に
HD I/O
が[EXT CLOCK IN
]ポートを使用 していることを示します。ワード・クロックへ同期するときは、外部 クロックのインプットとアウトプットがそ のワード・クロックのレートである必要はあ りません。
EXT CLOCK IN
ポートの同期は、通常はセッションの現在のサンプルレート
(
1x
)で行われます。ただし、48kHz
より高 いサンプルレートでは、以下のとおりHD I/O
は44.1kHz
または48kHz
を基本レート として1x
、2x
、または4x
を生成します。セッションのサンプ ルレート
ワード・クロックの サポート
44.1kHz 44.1kHz
48kHz 48kHz
88.2kHz 88.2kHz
44.1kHz
96kHz 96kHz
48kHz
176.4kHz 176.4kHz
44.1kHz
192kHz 192kHz
48kHz
メーター
これらの
4
セグメントのLED
は、16
チャン ネルのそれぞれの信号レベルを示します。上の段のメーターがインプット・レベルを 示し、下の段のメーターがアウトプット・
レベルを示します。これらのメーターは、
それぞれ
–42dB
、–18dB
、–6dB
、0dB
でキャ リブレートされます。0dB
は必ずしもクリッピングではあり ません。信号がクリッピングしている かどうかは、Pro Tools
の画面のメー ターで確認してください。Pro Tools | HD I/O のバックパネル
HD I/O
は16
チャンネルのオーディオ・イン ターフェースですが、バックパネルのさま ざまなコネクターを使って最大94
のイン プットとアウトプットが接続できます。HD I/O
は、3
種類の標準構成で提供されます。• 8 x 8 x 8
アナログ・イン、アナログ・アウト、デジタル・イン
/
アウト• 16 × 16
アナログ・イン/
アウト• 16 × 16
デジタル・イン/
アウトインプット・カードとアウトプット・
カード
HD I/O
には、HD I/O
拡張カード用に4
つの ベイがあります。標準の8 x 8 x 8
の構成では、ベ イ
1
〜3
に そ れ ぞ れ ア ナ ロ グ・イ ン・カード、アナログ・アウト・カード、デジ タル
I/O
カードが入っています。4
番目のベイ(この
8 x 8 x 8
の構成に示されている)は拡 張ベイで、別売の拡張I/O
カードを増設で きます。オプションの
AD
拡張カード、DA
拡張カード、デジタル拡張カードをインストールすると、
さらに
I/O
を追加できます(最大110
のイ ンプットとアウトプット)。第5
章「I/O
カードを追加する、または取り外す」をご参照く ださい。
HD I/Oのバックパネル、8 x 8 x 8構成
964530300294856
WORD CLOCK LOOP SYNC
PRIMARY PORT EXPANSION PORT
IN
OUT
AC ~ 100-240V;50-60HZ; A S/PDIF
IN
OUT AES/EBU
INPUT AES/EBU OUTPUT
OPTICAL
IN OUT
ACCESSORY
1 2 3 4 5 6 7 8
ANALOG INPUT
+4 dBu BALANCED -10 dBV BALANCED
1 2 3 4 5 6 7 8
ANALOG OUTPUT BALANCED
DIGITAL I/O
AES/EBU
ADAT IN TDIF I/O
ADAT OUT
Bay 2:Analog Outカード
Bay 1:Analog Inカード Bay 3:Digital I/Oカード
Bay 4:Empty for Optionalカード 同梱物
HD I/O
は、192 I/O
用のインプット・カードとアウトプット・カードには対 応していません。
アナログ・インプット
HD I /O An al og In
カードには24
ビット/192kHz A/D
コンバーターを使用したアナ ログ・オーディオ・インプット用のコネク ターがあります。インプットは、2
つの個別の
DB–25
コネクターを通して提供されます(
1
つは+4dBu
のソース用で、もう1
つは–10dBV
のソース用です)。両方の動作レベルのソースを接続して
Pro Tools
内で選択 することができます。+4dBuバランス型通常の動作レベル
+4dBu
のバランス型インプット・チャンネルを8
つ提供します。-10dBVバランス型通常の動作レベル
+10dBV
のバランス型インプット・チャンネルを8
つ提供します。配線について詳しくは、第
6
章「DB-25
コネク ターのピンアウト図」をご参照ください。各チ ャンネ ルでは、[ハード ウェア 設定]
ダイアログ内からインプット・レベルを選択 できます(
67
ページの「ハードウェア設定」参照)。
インプット・トリム
DB–25
コネクターの下のインプット・トリムは、各チャンネルのインプット・レベル を個別にキャリブレートするために使用し ます。
77
ページの「インプット・トリム」をご参照ください。
また、リミッター機能がデジタル・クリッ ピングを防ぐのに役立ちます(
73
ページの「リミッター(
Limiter
)」参照)。一般的な家庭用電化製品は
–10dBV
レベ ルで動作し、バランス型のインプット や ア ウ ト プ ッ ト は 備 え て い ま せ ん。–10dBV
の信号を–10dBV
のイン プットへ接続することはできますが、負端子が接続されていなことを確認す る必要があります。
アナログ・アウトプット
HD I/O
アナログ・アウト・カードは、1
つのDB–25
コネクターと8
つのアナログ・オーディオ・アウトプット・チャンネル用のア ウトプット・トリムを持っています。これ らのバランス型アウトプットは
+4dBu
レベ ルで動作します。第6
章「DB-25
コネクター のピンアウト図」をご参照ください。アウトプット・トリム
DB–25
コネクターの下のアウトプット・トリムは、各チャンネルのアウトプット・レベ ルを個別にキャリブレートするために使用 します。詳しくは、第
7
章「HD I/O
のキャリ ブレーション・モードの説明」をご参照くだ さい。デジタルI/O
Digit al I/O
カ ー ド に は、AES/E BU I /O
、TDIF I/O
、オプティカル(ADAT
)I/O
ご とに8
チャンネル用コネクターがあります。一 度 に 使 用 で き る の は
1
つ の デ ジ タ ル・フォーマットだけです。
AES/EBU
AES/EBU
のインプットとアウト プ ッ ト の8
チ ャ ン ネ ル 用D B – 2 5
コ ネ ク ター。各ペア・チャンネルはバランス型の3
芯線の信号で、シングル・ワイヤー・モー ドでサンプルレート192kHz/
最大8
チャン ネルに対応します。デュアル・ワイヤー・モードは、
AES/EBU I/O
の物理I/O
チャン ネルを2
つ使って、176.4kHz
または192kHz
のオーディオのシングル・ストリームをそ れぞれ送ります。したがって、176.4kHz
または192kHz
では、同時に使えるAES/EBU I/O
のチャンネルが4
つだけになります。TDIF
TDIF
のインプットとアウトプットの8
チャンネル用DB–25
コネクター。標準の8
チャンネルのTDIF
ピンアウトに適合します。詳しくは、第
6
章「DB-25
コネクターのピンア ウト図」をご参照ください。オプティカル(ADAT)専用の
8
チャンネル/2 4
ビ ッ ト 対 応 オ プ テ ィ カ ル・ポ ー ト(最 大48kHz
)、インプット(のみ)でのリアルタイム・サンプルレート変換。デジタル
I/O
カー ドはオプティカルS/PDIF
には対応してい ません。S/PDIF
用のオプティカル・ポートは 筐体にのみあります(詳しくは55
ページの「オプティカル(
ADAT
)[Encl
]」参照)。–10dBV
の機器を使用する場合は、アナ ログ・アウトプット・カードのジャン パーをデフォルトの[Hi
]から–6dB
のパッド用[Lo
]へ切り替えます。次に、そのアウトプット・チャンネル用のト リム・ポットを調整してさらに
4dB
下 げ、–10dBV
の機器が接続できるよう に します。詳しくは、第7
章「HD I/O
のキャリブレーション・モードの説明」をご参照ください。
最上の互換性のために
AviddB-25 TDIF
ケーブルの使用を推奨します。デジタル
I/O
カードのインプットには、リア ルタイム・サンプルレート変換機能があり ます。たとえば、サンプルレート44.1kHz
のオーディオを96kHz
のセッションへスト リームできます。シャーシのコネクター
HD I/O
のバックパネルの右半分には、シャーシに固定されている一式のコネクターがあ ります。
これらのコネクターには、
AES/EBU IO
、オプ ティカルI/O
(ADAT
フォーマットの別の8
チャンネル、またはオプティカルS/PDIF
の2
チャンネル)、および同軸S/PDIF I/O
の2
チャンネルが含まれています。画面上では、これらのコネクターは、
AES/EBU
[Encl
]、Optical
(ADAT
)[Encl
]、Optical
(S/PDIF
)[
Encl
]、S/PDIF
[Encl
]と表示されます。その他のコネクターは、
Loop Sync
ポート、外 部 ク ロ ッ ク・ポ ー ト、
HD I/O
をHDX
、HD Native
、またはPro Tools|HD
カードや他の
Avid HD
オーディオ・インターフェースへ接続するためのポートです。
AES/EBU[Encl]
オプティカル(ADAT)[Encl]
これらのオプティカル・ポートは、オプティ カル(
ADAT
)のインプットとアウトプッ トを最大8
チャンネル、またはオプティカルS/PDIF
の イ ンプ ッ トと ア ウト プ ット を2
チャンネル(ステレオ)送受信します。オプ ティカル(ADAT
)モードは、最大48kHz
の サ ン プ ル レ ー ト に 対 応 し て い ま す。S/MUX
を使うと、これらのオプティカル・ポートはサンプルレート
88.2kHz
と96kHz
で オプティカルS/MUX
のインプットとアウト プットを最大4
チャンネル、サンプルレート176.4kHz
と192kHz
でオプティカルS/MUX
のインプットとアウトプットを最大2
チャン ネル送受信します。TOS-Link
モードで、ポー トは最大96 kHz
のサンプルレートで2
チャ ンネルのオプティカル・インプットおよび アウトプットに対応しています。ライトパイプ準拠のデバイスについて
ライトパイプは、
Alesis
が開発した業界標 準の8
チャンネルのオプティカル・デジタル・オーディオ接続用の規格です。光パイプは、
オプティカル・デッキ(
ADAT
)、モジュ ラー・デジタル・マルチトラック(MDM
)、A / D
コンバーターやD / A
コンバーター、S/MUX
、デジタル・コンソールなど多くの機器で使用されています。
詳しくは、
67
ページの「ハードウェア 設定」をご参照ください。同梱の